全盛期幕開け 音楽性コンパクト化の意欲的大傑作「Permanent Waves」リマスター紙ジャケットSHM-CD仕様限定国内盤 未開封新品。

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商品説明

御存知!全盛期幕開け 音楽性コンパクト化 意欲的大傑作「Permanent Waves」リマスター紙ジャケットSHM-CD仕様限定国内盤 未開封新品でございます。


内容は言わずもがな。
ラインナップは不動のトリオ。

Geddy Lee(Vo、B、Key、Taurus Pedals)、Alex Lifeson(G、Taurus Pedals)、故Neil Peart(Ds、Per)となります。

またゲストとしてHygh Syme(アルバムジャケット制作)が”Different Strings”にてピアノ参加しております。


プロデュースはTerry Brownとバンド自身。録音エンジニアはPaul Northfield(後にQueensyche等に関わる)となります。

1979年9~10月カナダ・ケベック州モリンハイツ”Le Studios”(録音)、英国ロンドン”Trident Studios”(録音/編集/ミキシング、二週間程度)での制作となります。



前作”Hemispheres”での長編大作主義楽曲創作/制作で困難を極めた”Rush”。

何とか完成に漕ぎ着けリリースするものの、以前よりもチャートアクション/セールスが幾分下回る事となります。
されど、元々評判の高い事で知られたライヴ・ツアーは好調で八ヶ月に及ぶものとなり、ツアー後創作面やツアーで疲弊したバンドは幾分長めの休暇を取る事となります。


その後新作制作に向け創作を開始致しますが「長編大作主義楽曲は止める」「音楽性のコンパクト化を図る」というテーマを持ち、取り掛かる事となります。

それに伴い歌詞を含めたテーマも現代重視となり、また(前作が幾分不振とは言えど)当時の「クロスオーヴァー系」の音楽性を取り込んだ事がバンドに洗練を齎した事で古典派プログレ/ハード系音楽性から脱却。
バンドに音楽的確信を齎し、それに沿った楽曲が完成していく事となります。

短期間ツアーが企画され新曲の反応を窺い、好評を得ると確信を持ち(創作が継続するも)本格的に録音制作が開始される事となりますが、
かの「英国歴史アーサー王時代」をテーマに創作継続されていたものが新作で指向する音楽性に合う筈が無く、結局破棄。

更には”Le Studios”では終わらず、ミキシング/編集の為に訪れた英国”Trident Studios”にて録音を継続。


また配給レコード会社側(”Rush”自身は自主レーベル”Anthem”所属)から(前作の不振から)「売れる作品を!」との圧力が掛かっており、
その中で(バンド自身も望む)更なるコンパクト化を編集にて図っていく事となります。

また当時英国ではNWOBHMという時代でもあり、八十年代HR/HMブームの入り口というもの。
英国/ヨーロッパ圏ではHR/HMジャンルで語られる事が多い”Rush”の音楽性にハードさやハードさ回帰が求められる事となります。


(商業的圧力が掛かっていたものの)前作よりも案外短期間に完成。

されど、「(ハードさ回帰によって)新鮮なアイデアが提供出来なかった」と名手Alex Lifesonが不安を感じていた模様。

幾分の不安を感じつつも新機軸音楽性を備えた今作がリリースされる事となります.....................




さて今作。


コンパクトが為されたとは言えど、大作主義系楽曲二曲含む全六曲という今作(笑)。

されど、無理矢理な長編大作主義楽曲制作にほとほと疲れた感が窺え、その無理矢理感や長尺感を敢えて抑えたというもの。


後に登場する”Asia”名手故John Wetton/巨匠名手Steve Howe曰くの「昔のやり方では我々は生き残れないのではないか?」という発言がございますが、
偶然が絡むとは言え、時代の変化を感じさせるもの。


されど、「(興味のあるものは取り入れるが)時代に媚びはしない」というバンドの姿勢が窺えるものでございます。



またコンパクト感有る楽曲には凝縮感と洗練感が窺えるもの。

アイデアの凝縮化でスリリングさを生み出す事に成功したという感が窺える上に、音楽性の凝縮化や洗練化でバンドの持つメロディアス/ポピュラー感が色濃く出てきたという感もございます。

また後のTerry Brownとバンド側の深刻な意見相違となるシンセが効果的に使用されている事。
非常に興味深いものがございます.........................




前述の”Asia”が音楽性の参考にしていたのではなかろうか?との感がございます............................




歌詞のテーマが現代に向けられているとは言えど、「旧約聖書創成期」の一部をテーマ使用したものが存在。

前述の「アーサー王時代」では違和感があり外されたとは言えど、こちらも幾分の違和感。
(次作を含め)過度期という感がございます。



演奏/アンサンブルは前作で導入した「クロスオーヴァー系」の洗練された演奏/音楽性を基に「プログレ/ハード色」を強めたという感。
(前述の名手Alex Lifesonの不安がここにある感............但し、今作では一気に八十年代的なギターヒーロー感が感じられるもの................)

非常に洗練・凝縮されたもので大仰さが抑えられ、細やかさが伴うもの。


世間一般の思う”Rush”像がここに完成という感がございます............................................







リリース後は桁違いの成功を収める事となり、以前から好評であったライヴ・ツアーでは長期化の上に会場の大規模化が為される事となります.............


前作ライヴ盤からかなり時間が過ぎている事や今作の大成功、演奏/アンサンブルの遥かな向上が有り、ファンからはライヴ盤が渇望され、その企画が検討される事となります。

ツアー中に録音が為され素材が揃うものの、配給レコード会社はオリジナル新作を強く要求する事となります。


またバンド側も長編大作主義楽曲創作という呪縛が外れた事や音楽性のコンパクト/洗練化の成功があり、創作意欲が非常に旺盛。
(特に故Neil Peart(笑)。音楽性のみならず歌詞のテーマが広がった事で一気に創作意欲が増した感)



ツアー後短期間の休息を経て、バンドは意欲的に創作に乗り出す事となります..............................







大ヒットした名曲”The Spirit of Radio”でございますが...................

”For the words of the profits are written on the wall. Concert Hall, echoes with the sound of salesman
”It's really just a question of your honesty”.....................云々と結構辛辣な歌詞でございます.........................



現代の音楽シーンにも繋がる歌詞ではございますが......................



(かの”Styx”の名曲”Grand Illusion”の歌詞もそうでございますが.........)如何にこの時代の音楽ファンが如何に寛容で、鋭いものを求めていたのかが判るものでございます............................






この機会に是非。



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